恋愛や結婚には興味がない。だけど、この人がいると幸せになれる気がする。———そんな相手、いませんか?
「ソウルメイト」と聞いたとき、恋人や結婚相手を思い浮かべる人が多いことは事実。しかし、実はソウルメイトが恋人でも結婚相手でもない可能性があるのです。
恋愛や結婚の相手以外にもソウルメイトは存在する。そんなソウルメイトについて、考え方や見つけ方などを一緒に考えていきましょう。
ソウルメイトって誰のこと?
そもそも「ソウルメイト」は、運命的なつながりを持つ相手のことをいいます。ほかにも、魂がつながっている相手や前世から関わりのある相手などともいわれます。
ソウルメイトは、同じ目的に向かって一緒に歩んでいく仲間のような存在だそう。異性・同性のどちらの可能性もあるうえ、1人とは限らないのが特徴です。
「ソウルメイト=結婚相手」は勘違い
ソウルメイトの定義をふまえたうえで、ソウルメイトは誰のことだと思いますか?この質問をしたとき、「恋愛や結婚の相手」が思い浮かんだかもしれません。しかし、ソウルメイト=結婚相手とは限らないのです。
では、なぜ「ソウルメイト=結婚相手」という考え方が広まっているのでしょうか。その背景には2つの要因が重なっているように感じます。
まず、ソウルメイト(soulmate)という言葉を分解してみると、「soul(魂)」と「mate(伴侶・仲間)」になります。この「伴侶」という言葉が、日本では配偶者を意味することがあるため、「魂の伴侶=結婚相手」と結びついてしまうのかもしれません。
また、結婚が人生のゴールだなんていわれることも。この固定観念から、「人生のゴールをともにする結婚相手→運命的なつながりを持つ相手→ソウルメイト」と結びついているのではないでしょうか。
恋愛でも結婚でもないソウルメイトって誰?

では、ソウルメイトが恋愛や結婚の相手じゃない可能性があるとしたら、「私のソウルメイトって誰なの?」と考える人がいるでしょう。
恋愛でも結婚でもないソウルメイトには、仕事のパートナーや仲の良い友達、同居人などが挙げられ、人それぞれ違うと考えられます。
たとえば、恋人ではないけど、同居人と一緒にご飯を食べながら一日の出来事を話す、そうすることで安心感がある。このように、恋愛や結婚じゃなくても、「心が通じ合っている」と感じられるなら、それはソウルメイトかもしれません。
あなただけの“ソウルメイト”を見つけるヒント
ソウルメイトは、運命的なつながりを持つ相手と定義されていますが、必ずしも恋愛や結婚の相手じゃないとすれば、人それぞれのソウルメイトの捉え方があるはずです。
つまり、あなたが心地よいと感じる関係性でいられる相手こそが、ソウルメイトといえるのではないでしょうか。
あなただけのソウルメイトを見つけるためには、まず相手にどのような関係性を求めるかを明らかにすることが必要です。
このとき、世間一般の普通やこうあるべきという考え方に左右されてはいけません。あなたの「こうしたい」「こうありたい」という気持ちを大切にすること。そうすれば、あなたにとってのソウルメイトがどんな相手か、どんなパートナーシップが向いているのかが見えてくるはずです。
人と深くつながる方法は恋愛や結婚だけじゃない
運命的なつながりを持つ相手をソウルメイトといいますが、ソウルメイトじゃなくたって人と深いつながりを持つことはできるはず。
そして、人と深くつながる方法も、恋愛や結婚だけじゃありません。恋愛感情や性的欲求だけじゃなく、愛情・友情・信頼・尊敬など、さまざまな感情のもとで関係性は深まっていくもの。
感情以外にも、共感できることが多かったり、一緒に過ごす時間を重ねたりすることでも、つながりは深まっていくものではないでしょうか。
だから、恋愛や結婚に興味がないと感じている人も、人と深くつながることはできるし、自分たちらしいパートナーシップのカタチがあるはず。世間一般の普通に惑わされず、あなたらしい人とのつながり方を見つけてみてください。
ソウルメイト≠結婚相手

ソウルメイトは必ずしも恋愛や結婚の相手とは限りません。運命的なつながりを持つ相手、それは仕事のパートナーかもしれないし同居人かもしれない。このように、ソウルメイトが誰かは人それぞれ違うのです。
そして、人と深くつながるために恋愛や結婚は必須じゃない。恋愛や結婚に違和感があっても、人と深くつながることを諦める必要はありません。
「この人と出会えてよかった」と思える相手こそがソウルメイト、恋愛や結婚の枠にとらわれなくても、すでにそんな存在があなたのそばにいるかもしれません。