一人は寂しくない!「おひとりさま」の概念を変えてくれた画期的ドラマ『ソロ活女子のススメ』シリーズ

ソロ活女子 結婚しない

一人でカフェに行く。一人で映画を観に行く。一人で温泉に浸かる。こんな「おひとりさま行動」は、近年でこそ珍しくなくなってきたが、ほんの数年前までは「寂しい人」「友だちいないの?」なんていう見えない声が、そこかしこに漂っていた。

とくに女性に対しては、「ひとりで行動する=哀れ」といった価値観が根強く、自分のペースで行動したいだけなのに、どこか肩身が狭い。そんな空気を、軽やかにひっくり返してくれたのが、テレビ東京のドラマ『ソロ活女子のススメ』シリーズだった。

『ソロ活女子のススメ』とは?

このドラマの原作は、フリーライター・朝井麻由美さんによるエッセイ。「ソロ活」とは、“積極的にひとり時間を楽しむこと”を意味し、朝井さん自身が実践してきたさまざまな「ソロ活体験」を綴った内容が、2019年に書籍化された。

それをもとに、2021年からテレビ東京でドラマ化されたのが『ソロ活女子のススメ』。主演は江口のりこさん。主人公・早乙女恵が、仕事終わりや休日に、淡々とでも楽しげに一人遊びに出かけていく姿が印象的だ。

シリーズ1では、動物園、水族館、プラネタリウム、遊園地、温泉やサウナといった「ソロ活ビギナー向け」スポットが多く紹介され、誰でも真似しやすい雰囲気が好評だった。それからシリーズは回を重ね、なんと現在放送中のシーズン5では、海外・オーストラリアのメルボルンまでソロ活の舞台が広がっている。海外ひとり旅の始まりはシーズン4の台湾旅行から。

「ソロ活は、国内だけじゃない」というメッセージが、さりげなく、でも力強く背中を押してくれる。

早乙女恵のソロ活スタンスが最高に気持ちいい

ソロ活スタンスが最高

このドラマの魅力は、何よりも主人公・早乙女恵の“ひとり”を謳歌する姿勢にある。

恵は、特別おしゃれというわけでもなく、気合いを入れて行動するタイプでもない。だけど、彼女の「これが今の私にとって、一番心地いいんだ」というスタンスが、観ている側の肩の力をスッと抜いてくれる。

たとえば、遊園地でひとりジェットコースターに乗る恵。隣に誰かがいなくたって、風を受けて笑っている顔は、誰よりも幸せそうだ。

一人焼肉、一人カラオケ、一人飲み。人によってはハードルが高く感じるこうした行動も、恵の姿を通して見ると「自分もやってみたい」と思わせてくれる不思議な力がある。

「無理に誰かと予定を合わせるより、自分の“やりたい”に正直になってみる」……それだけで、日々の暮らしがこんなに豊かになるのかと、目からウロコが落ちる。

コロナ禍が後押しした“ソロ活”の時代

2020年から続いたコロナ禍。

強制的に「一人でいる時間」が増えたことにより、多くの人が「自分と向き合う」経験をした。

人との接触を避ける日々。予定のない週末。そんななか、ただ孤独に耐えるのではなく、どうせなら「ひとり時間をどう楽しむか?」という発想へと変換した人も多かったのではないだろうか。

このタイミングで放送が始まった『ソロ活女子のススメ』は、まさに時代の追い風を受けながら、多くの人の共感を呼んだ。「ひとりって、悪くないかも」……そんな新しい価値観が広がった背景には、このドラマの存在が確かにあったように思う。

『ソロ活女子のススメ』がすごいのは、「やってみようかな」と思わせてくれるリアルさにある。

1話30分という短さでサクッと観られ、登場する場所も都内が中心。実際に訪れることができるスポットばかりなので、ドラマを観たあとに“聖地巡礼”するのも楽しみのひとつだ。

実際、筆者自身もドラマをきっかけに、せんべろ飲み屋や植物園に足を運んでみた。初めての場所って、なんとなく緊張するし、「一人で大丈夫かな?」と不安になるけれど、事前にドラマで雰囲気を知っていると、ぐっとハードルが下がる。

「ここで恵さんが座っていた席って、あそこかな?」そんなふうに想像しながら過ごす時間は、ちょっとした旅のような贅沢さがある。

“ひとり”を選ぶことが、人生の味方になる

ひとりを選ぶことが、人生の味方になる

私はたまに、「このまま一人で年を重ねていくんだろうな」と思うことがある。恋人もいないし、結婚の予定もない。でも、不思議とそこに悲壮感はない。

それよりも、週末にひとりで行く美術館や、夜ふけに家で飲むワイン、誰にも邪魔されない時間のありがたさの方が、ずっと大切に感じられる。

誰かと分かち合う幸せもある。でも、自分とだけ分かち合える静かな喜びも、たしかに存在する。『ソロ活女子のススメ』は、そんな「ひとりの幸せ」をそっと肯定してくれるドラマだ。

一人でいることは、寂しいことではない。むしろ、自分とちゃんと向き合い、丁寧に生きていける時間を持てることは、大人としての成熟につながるように思う。

この先、誰かと暮らす未来が来るかもしれないし、ずっと一人かもしれない。どちらでも、私はきっと大丈夫だ。

とりあえずいまは、命あるかぎり“ソロ活”を楽しみ尽くす。それが、自分に対していちばん誠実で、しあわせな生き方なのだから。

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