2026年1月に開催された、今年初のフレマ・リアルイベント。参加者は5名の方で、女性4名・男性1名という構成でした。全員が初参加の方という、なんとも珍しい会に。
参加動機は、「メルマガでイベントを知って、オフ会が好きだから来てみた」「アプリでやり取りしている相手と、イベントをきっかけに会ってみようと思った」「遠方だけど思い切って来てみた」など、本当にさまざま。
この時点で、フレマのリアルイベントが「ガチガチの婚活目的」ではなく、人と会うことそのものを試せる場として機能しているのでは、と感じる。
プロフィールは「正解」を作らなくていい
イベントの序盤で話題に上がったのは、マッチングアプリのプロフィール写真について。顔を出したほうがいいのか、それとも出さないほうがいいのか。これは多くの人が一度は悩むテーマだろう。
参加者の話を聞くと、後ろ姿の写真、好きなバンドのグッズを持った写真、自然光で撮った日常的な一枚など、選択はさまざま。あえて「盛れすぎていない写真」を使っているという人もおり、期待値を上げすぎないための工夫として印象的だった。
サブ写真には、旅行先や喫茶店で撮った写真など、暮らしぶりや趣味が伝わるものを選んでいる人が多く、「会話の糸口になりやすい」という実感も共有された。
プロフィールとは、自分を完璧に説明する場ではない。会話が始まるための入口を用意する場所なのだ、という共通認識が自然と生まれていた。
パートナー選びは条件よりも生活感覚?
イベントの途中では、「刀剣乱舞が好き」という共通点を持つ参加者同士が盛り上がる場面も。共通の趣味があると、一気に距離が縮まるのは事実だろう。
一方で、「その趣味に飽きてしまったらどうするのか」「別のものに興味が移ったら共通の話題がなくなるのでは?」という、少し踏み込んだ問いも出てきた。
そのなかで挙がったのが、「同じジャンル内で広げていく」「おすすめを交換し合う」という考え方。共通点は固定されたものではなく、関係性のなかで更新されていくものなのかもしれない。
次に話題に上がったのは、パートナー選びの基準について。ここでは、年収や職業といった条件よりも、日常の振る舞いや感覚を重視する声が多かった。
食事のマナー、周囲の人への態度、執着の強さ、連絡頻度、会うペース。どれも些細に見えるけれど、積み重なると生活のしやすさを大きく左右する要素である。
連絡頻度についても、「生存確認ができれば十分」という方がほとんどで、あらためて“正解は人によって違う”という前提が共有された。
言いにくいことをどう扱うかで、関係性は決まる?
食事マナーの一つである「クチャラー問題」に象徴されるように、「気になるが言いづらいこと」をどう扱うかも話題になった。テキストだと誤解を招きそうな内容は、あえて会って話す、というルールを持っている人も。
また、メッセージの段階で会話の噛み合い方や相手の関心度を観察する、という実践的な視点も共有された。実際に会う前から、違和感はある程度察知できる、という意見に多くの人がうなずいていた。
イベント後半では、フレマのアプリ機能についての話も。「いいね」が返ってこなくてもメッセージを送れる点や、「いいね」を送った理由を送れる点は、「安心して声をかけられる」と評価されていた。
「ひとりごと」機能をきっかけに会話が始まるケースもあり、関係性を一気に進めなくてもいい設計が、フレマの特徴として再確認された。
イベント後の感想としては、「価値観の話ができてよかった」「普段はできない深い話ができた」「他人の話を聞くことで自分の考えも整理できた」という声が多く聞かれた。
フレマのリアルイベントは、誰かとすぐに結ばれるための場ではない。自分の基準や感覚を言葉にし、他者の価値観と並べて眺めるための場所である。
正解を決めなくていいからこそ、焦らず、無理をせず、人と関われる。その余白こそが、フレマという場の持つ力なのだと、今回のイベントを通して感じた。


