医師やカウンセラーにノンセクを伝えるのが怖い…私も同じでした

医師やカウンセラーにノンセクを伝えるのが怖い…私も同じでした 性行為しない

私はノンセクシャルです。
だからこそ、医師やカウンセラーにそのことを伝えるのが怖い気持ちは、よく分かります。

「治したほうがいいと言われるのではないか」
「原因を探されてしまうのではないか」
「本当はトラウマがあるはずだ、と決めつけられるのではないか」

実際、私は過去に、軽い違和感を覚えた経験があります。
悪意があったわけではありません。
でも、「いつか変わるかもしれませんね」という一言に、ひどく孤独を感じました。

専門家の前でさえ、説明しなければならないのか。
理解してもらえないかもしれない場所に、自分の内側を差し出す怖さ。

それでも、伝えることが必要な場面はあります。
そのときに、自分を守る準備をしておくことは、とても大切です。

セクシャリティを伝える目的を明確にする

セクシャリティを伝える目的を明確にする

まず、自分に問いかけてみます。
なぜ伝えたいのか。

理解してほしいからなのか。
誤解を避けたいからなのか。
治療や支援の方針に影響するからなのか。

目的が曖昧なままだと、相手の反応に揺さぶられやすくなります。
私は、「安心して話せる空気を作りたい」という目的を先に決めました。

「これは悩みというより、前提として共有したい情報です」と言えるようにしてから、心が少し落ち着きました。
説明ではなく、前提の共有。
その意識の違いは、大きいです。

言い方のテンプレをつくっておく

いざとなると、言葉が詰まります。
だから私は、あらかじめ文章を考えておきました。

たとえば、こんなふうに。

「性的な欲求がほとんどなく、それ自体は困っていません。前提として知っておいていただけると安心です。」

「恋愛や性的関係を前提にした支援ではなく、別の視点で話せるとありがたいです。」

「これは治したい症状ではありません。」

ポイントは、
・困っている/困っていないを分ける
・治療対象ではないことを明確にする
・望む対応を具体的に伝える

感情が揺れても、言葉の骨組みがあると、自分を守れます。

合わない専門家を変える基準を持つ

どんなに有資格でも、すべての専門家が合うわけではありません。
相性はあります。

私は、次の点を基準にしました。

・「普通は」と言い始めるかどうか
・話を最後まで聞く姿勢があるか
・決めつけではなく質問が返ってくるか
・性的欲求を“当然あるもの”として扱わないか

一度で決めなくていい。
違和感が続くなら、変えていい。

専門家を変えることは、わがままではありません。
支援を選ぶ側の権利です。

私流:安心できる窓口リストの作り方

私流:安心できる窓口リストの作り方

私は、自分なりの「安心リスト」を作っています。

・LGBTQ+フレンドリーと明記している医療機関
・ジェンダーやセクシュアリティの記載が柔らかいカウンセリングルーム
・口コミに「尊重」「否定されない」といった言葉がある場所
・事前にメール相談ができる窓口

さらに、「もしここが合わなかったら次はここ」と、第二候補まで用意しておきます。
逃げ道があると分かっているだけで、初回の面談に臨む心の重さが変わります。

伝えることは、義務ではありません。
でも、伝えることで楽になるなら、その選択をしてもいい。

あなたのセクシャリティは、診断名ではなく、あなたの一部です。
尊重される前提で扱われていい。

怖さを抱えながらでも、あなたはちゃんと自分を守れます。

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