問診票の“最終性交”が空白のままでも私は正常?

問診表に経験なし 性行為しない

私はノンセクシャルとして生きています。恋愛や性に関して、強い欲求を感じることがほとんどありません。そんな私にとって、病院で渡される問診票の「最終性交」の欄は、いつも空白のままです。

何度も書こうとして手が止まり、結局そのまま提出します。その小さな空白が「私っておかしいのかな」と胸に重くのしかかることがあるのです。

“経験前提”が標準になった医療現場

医療の現場では、多くの人が性交の経験を持っている前提で問診票が作られています。もちろん病気のリスクや検査の必要性を把握するために大切な情報であることは理解しています。

でも「まだ経験がない」側にいる私には、その欄がとても遠いものに感じられるのです。

まるで「書けない人は想定されていない」と言われているようで、居場所のなさを覚えることもありました。本来なら安心を得るための医療の場で、自分だけ取りこぼされてしまうような気持ちになる瞬間があります。

沈黙が揺らす自己肯定感との向き合い方

問診票を渡すときの沈黙や、看護師さんの「未記入で大丈夫ですよ」という何気ない言葉。その一言にすら胸がざわつき、「やっぱり私は少数派なんだ」と感じてしまうことがありました。

でもよく考えると、私を不安にさせていたのは相手の態度そのものではなく「性経験がない私は変なのかもしれない」と思い込んでいた自分自身でした。

性のあり方は人それぞれで、経験があるかどうかで価値が決まるわけではないのに、社会に漂う「当たり前」の空気に自分も縛られていたのです。

伝え方を選び直すときのヒント

伝え方

ある日、勇気を出して「性交経験はありません」と医師に伝えてみました。返ってきたのは「あ、そうなんですね」というシンプルな反応。拍子抜けするくらいあっさり受け止めてもらえて、胸の力がふっと抜けました。

そのとき思ったのは「どう伝えるかは自分で選んでいい」ということです。問診票に“未経験”と書くのも、直接伝えるのも、沈黙のままにしておくのも自由。

大切なのは、相手にどう見られるかではなく、自分自身が「これでいい」と思える方法を選ぶことでした。

安心して受診できる窓口リストも知っておくと安心かも

それでも、誰もが必ず安心して受け止めてもらえるとは限りません。だからこそ、LGBTQフレンドリーな医療機関や相談窓口を知っておくと心強いです。

こうした場所を知っているだけで「困ったらここに頼れる」という安心感が生まれます。

「経験なし」を肯定するコミュニティと友情結婚

経験なしを支える

最近は「性経験がなくても安心して話せる」オンラインのコミュニティや、恋愛や性欲を前提としない友情結婚という形も広がっています。私もそうした話を知ることで、「私だけじゃないんだ」と救われる瞬間がありました。

大切なのは、みんなが同じ道を歩むことではなく、それぞれが安心できる関係を選べること。

友人との絆や、自分に合った形のパートナーシップが存在していると知るだけで、心の中に小さな光が灯ります。

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