「なんで自分は恋愛できないんだろう?」「恋愛できない自分を受け入れられない…」
周りが恋愛しているのを見ると、そんなふうに悩むことがあるかもしれません。恋愛できない自分を責めてしまったり、「普通じゃないのかな」と不安になったり…でも、そもそも恋愛って誰もがするものなのでしょうか。
恋愛に対する価値観や恋愛できない自分を受け入れられない理由を考えていくとともに、「恋愛できない自分」を受け入れるヒントをご紹介します。恋愛できないからといって決して焦る必要はありません。あなたにとっての幸せが何か、一緒に考えていきましょう。
なんで普通に恋愛できないんだろう…
「なんで普通に恋愛できないんだろう」「周りはみんな恋愛しているのに」と、自分に嫌気が差したり、自分を受け入れられなかったりする人もいるでしょう。
恋愛ができないことに悩んでいる人は、決してあなただけではありません。幸せそうに見えていても、実は同じ悩みを抱えている人はたくさんいます。
恋愛ができるかできないかは、出会う人やタイミングだけでなく、人間関係が苦手、仕事を優先したい、他者に恋愛感情を抱かないセクシャリティなど、さまざまな理由に左右されます。そして、人それぞれのペースがある。だから、恋愛ができないことを気にし過ぎる必要はありません。
自分を受け入れられないのは向き合っている証拠

まず前提として知っておいてほしいのは、理由がどうあれ「自分を受け入れられない」と悩んでいるということは、自分と向き合っている証拠だということです。
本当は自分を受け入れたい、自分を好きになりたいと思っているからこそ、自分の嫌なところや変えたいところが見えてくる。
今、あなたは恋愛できないことを自分の欠点だと感じているかもしれません。しかし、自分と向き合っているその誠実さはあなたの魅力だということを忘れないでほしいです。
恋愛って誰もがするものなの?
では、恋愛は誰もが通る道なのでしょうか。
近年では、生涯独身という選択をする人もいれば、恋愛感情を伴わない友情結婚を選択する人もいます。他者に恋愛感情や性的欲求を抱かないセクシャリティだってある。
つまり、恋愛は誰もがするものではありません。人生において一度も恋愛をしない人だっています。だから、「恋愛できない=普通じゃない」と決めつけないで。
普通って何だろう
「なんで私は“普通”に恋愛できないんだろう」「恋愛できない私は“普通”じゃない…」この“普通”とは何でしょうか。多くの人が恋愛することは普通だと考えているのはなぜでしょうか。この背景には「恋愛して結婚して子どもを生むことが幸せ」という世間一般の価値観があると思います。
「世間一般の価値観=普通」とは限りません。何を“普通”とするのか、何が幸せかは人それぞれ違う。
たとえば、恋愛できないことを友達に相談したとき、
友達A「本当に好きな人に出会ったら恋愛できるよ」
友達B「恋愛しなくても幸せになる方法はいくらでもあるよ」
と言われたとします。どちらの友達もきっとあなたのことを思って言ってくれている反面、恋愛に対する考え方・捉え方が違うことが分かります。「恋愛するのが普通」「恋愛は楽しいもの」「恋愛しなくても幸せになれる」など、恋愛ひとつとっても人によってさまざまな“普通”の考え方があるのです。
このように、何を“普通”と捉えるかはあなたが決めること。世間一般の“普通”にとらわれる必要はありません。
ありのままの自分を好きになるためのヒント
恋愛は誰もがするものではない。何を普通と捉えるかは人それぞれ。だからこそ、今あなたが受け入れられていない「恋愛できない自分」も、それが自分なんだと考えることが大切です。
この世に完璧な人なんていません。人生が充実しているように見えるあの人も、周りに見せていないだけで何かしらの悩みを抱えているはず。
また、ありのままの自分を好きになるためには、世間一般の普通と自分を比較しないこと。世間一般の「こうあるべき」ではなく、あなたの「こうありたい」が大切です。恋愛できないことはあなたの欠点ではなく、あなたの個性だから。
恋愛できない自分を受け入れるところから

「恋愛できない自分をどうにかしなければ」と思うほど、焦りや不安が募ってしまうかもしれません。しかし、大切なのは「恋愛できない=普通ではない」と決めつけず、今の自分をそのまま受け入れること。
恋愛は、人生の一要素にすぎません。恋愛をしていなくても、仕事に打ち込んだり、趣味を楽しんだり、人間関係を築いたりしながら、充実した毎日を送ることはできる。
「恋愛できない自分」ではなく、「自分がどんな人生を送りたいか」に目を向けてみると、新しい視点が生まれるかもしれません。自分のペースで、自分らしい幸せを見つけていきましょう。