「子どもが嫌い」っていうと異常者扱い。世間一般に否定される価値観

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「子どもが嫌い」と口にした途端、場の空気がピタッと止まる——そんな経験をしたことはありませんか?

「結婚したら子どもを持つのが当たり前」という価値観が浸透してしまっている社会で、子ども嫌いの人は「冷たい」「わがまま」「人として変だ」と扱われることがあります。

けれど、「子どもが嫌い」って本当におかしなことなのでしょうか。

子どもは愛すべきだという雰囲気がある社会のなかで、「子どもが嫌い」「子どもを望まない」という価値観が本当に否定されてもいいのか、一緒に考えていきましょう。

子どもを好きでなければならない雰囲気

子どもは無条件に愛されるべき存在——そんなイメージが社会には浸透しています。

ドラマや広告、教育の現場でも、子どもは未来の希望として描かれ、純粋で守るべきものとされています。たしかに、そのこと自体は否定されることではないでしょう。

しかし、同時に「誰もが子どもを好きでいられるはず」という前提が、無意識に押し付けられているのも事実。

実際には、子どもの声や行動が苦手な人もいます。騒音が気になったり、子どもの予測不能な行動に強いストレスを感じたり——

にもかかわらず、そうした感情をおもてに出すと、まるで「人として何かが欠けている」といった目で見られることがあります。

大人になってから「誰とでも仲良くすべきだ」と強制されることがないように、人には相性があり、苦手な人がいて当たり前。

しかしながら、子どもに限っては「嫌い」という感情そのものが否定されてしまうことがあるのです。

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「子どもが嫌い」といえずに心が追い込まれる

子供嫌いと言いづらい

「子どもが嫌い」という気持ちを抱えている人の多くは、それを誰にもいえずに抱え込んでしまいます。なぜなら、理解されるより先に否定されることを恐れているから。

そうした気持ちが徐々に「自分はおかしいのかな」という罪悪感や孤独につながってしまう——そんな人はきっと少なくないはず。

さらに、周囲から「結婚したら子どもを持つのが自然」「親になってこそ一人前」なんていう言葉を投げかけられると、その気持ちはより強くなるでしょう。

けれど、実際には結婚して子どもを持たない選択をしている人や、子どもが嫌いだと感じている人はたくさんいます。ただ、声を上げると批判されるかもしれないから、黙っているだけなのです。

「子ども嫌いは少数派で異常だ」という誤解が、そういった人たちの孤独感を深くしてしまっているのかもしれません。

子ども嫌い≠異常者

子ども嫌い=異常者——はたして本当にそうなのでしょうか。

子どもが嫌いだと感じながらも、周囲の雰囲気や期待に流されて子どもを持つ。その結果、強いストレスを感じ、虐待や自分自身の健康被害につながってしまうことがあります。

だからこそ、子どもが嫌いだと自分で理解し、子どもを持たない選択をすることは、むしろ誠実なのではないかと思うのです。

また、子どもが嫌いだからといって、必ずしも子どもに冷たく接するわけではありません。

たとえば、学校の先生や保育士の方で「子どもを特別かわいいと思ったことはない」という方もいます。それでも、子どもの成長を支える仕事に全力を注いでくれている。

つまり、「子どもを好きか嫌いか」という感情と、「責任を持って関われるかどうか」はまったく別の話なのです。

子どもを持つことだけが幸せじゃない

子供を持つことだけが幸せじゃない

子どもを育てることは、多くの人にとって人生を彩る経験となるでしょう。ただ、それだけが「人生の正解」と決めつけられてしまうと、子どもを望まない人の人生がまるで不完全のように感じられてしまいます。

人生のカタチや幸せのカタチは、人それぞれ——

結婚して子どもを持ちたい人がいれば、パートナーと2人で暮らしたい人、仕事に打ち込みたい人、1人で自由に生きたい人。どの生き方も素敵で、尊重されるべき選択なのです。

よく「子どもがいないと老後が寂しいよ」なんていわれることがありますが、子どもがいても孤独を感じる人はいますし、子どもがいなくても豊かに暮らしている人はいます。

大切なのは子どもの有無ではなく、自分の価値観にあった選択ができるかどうか。

「子どもがいない人生も立派な選択肢だ」と、まずは自分の選択に自信を持つことで、自分らしく生きられるのではないでしょうか。

「子どもが嫌い」というあなたの価値観を大切に

ときに「子どもが嫌い」と感じる自分を責めてしまうことがあるかもしれません。たしかに、社会の期待や周囲の雰囲気は強く、「結婚したら子どもを持つのが当たり前」なんて思われがちです。

でも、だからといって自分の気持ちを押し殺す必要はありません。大切なのは、他人の目ではなく、自分の心に正直でいること。

「子どもを持ちたくない」「子どもと距離を置きたい」と思うなら、その気持ちのままでいいのです。その気持ちを認めることが、自分らしい人生を選ぶ第一歩になるはず。

周囲の価値観に惑わされず、自分の選択を尊重することで、自分らしい幸せのカタチを実現することにもつながるでしょう。

子どもがいなくても、子どもが嫌いでも、自分の道を選ぶ勇気を持つ。それだけで、少しずつ心に余裕が生まれてくるはずです。

「子どもが嫌い」という価値観は隠すべきことでも、恥ずかしいことでもありません。自分の価値観を大切にして、自分の選択に自信を持つことこそが、自分らしい人生を生きる力になるのです。

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