一般的な結婚か、友情結婚か。
自分には友情結婚があっている気がするけど、本当にそれでいいのか。結婚のカタチは多様化し、選択肢が増えたからこそ、どの結婚のカタチを選択すればいいか悩む人も多いでしょう。
どの結婚のカタチを選択しても、幸せになれるかどうかは自分次第。結婚と友情結婚のどちらを選択するか悩んだときに考えることを一緒にみていきましょう。
多様化する結婚のカタチ
近年で結婚のカタチは多様化してきました。一般的な結婚と友情結婚以外にも、籍は入れずに夫婦同然の関係を築く「事実婚」や、結婚に関するあらゆる約束事を契約したうえで結婚する「契約結婚」など、いろんな結婚のカタチを選べるようになりました。
だからこそ、結婚に求めることを明確にして、どの結婚のカタチが自分にあっているかを考えることが大切。結婚に求めることは人それぞれ違います。あなたは結婚になにを求めますか?愛情?安定?それとも世間体?
そして、一般的な結婚か友情結婚かで迷っている人。友情結婚が選択肢にある人は「結婚に性的欲求は必要じゃない」「パートナーとの友情や信頼関係を重視したい」と感じている人が多いはずです。ただ、「本当に友情結婚でいいのだろうか…」「後悔しないだろうか…」といった不安から結婚と友情結婚のどちらを選べばいいのか迷っているのではないでしょうか。
一般的な結婚は選択肢に入る?
そもそも一般的な結婚とはなにかを考えてみましょう。一般的な結婚とは、多くの人がイメージしている結婚のカタチ。つまり、恋愛を経て法律上の夫婦になり、ともに生活することではないでしょうか。
そして、おそらく一般的な結婚には夫婦間で性的関係を持つことも前提とされている。これは、恋愛して結婚して子どもを生むことがいわゆる“普通”であるという価値観が残っているからです。
ここで、友情結婚を考えている人は、あらためて一般的な結婚が選択肢に入るかどうかを考えてみてください。たしかに、一般的な結婚でも友情結婚でもパートナーとの信頼関係を築くことに変わりありません。しかし、夫婦間での性的関係が前提とされる結婚は、あなたにとっての最善策ですか?
友情結婚でしか実現できないことって?
友情結婚の最大の特徴は、夫婦間に性的関係がないこと。もっといえば、一般的な結婚と違うのはただそれだけなのです。友情結婚でもパートナーに愛情を持ち、信頼関係を築いていく。一般的な結婚をした夫婦と同様に、友情結婚をした夫婦でも子どもが欲しい夫婦とそうでない夫婦もいる。
では、友情結婚でしか実現できないことを考えてみましょう。友情結婚は夫婦間の性的関係がないことを前提としています。そのため、相手から性行為を求められるかもしれないという不安がなければ、セックスレスになるという悩みも生まれません。つまり、夫婦間の性的な問題に直面することなく、結婚生活を送ることができるのです。
また、友情結婚する人がパートナーに抱く感情は、恋愛感情ではなく、尊敬や友情、愛情、信頼関係などが大きいような気がします。そのため、恋愛感情が薄れることによって夫婦関係が悪化するといったことも少ないのではないでしょうか。
ただし、間違えてほしくないのは夫婦間に性的関係がないからといって、必ずしも結婚生活が円満に送れるというわけではないこと。一般的な結婚も友情結婚も結婚生活が円満に送れるかどうかは夫婦次第です。だからこそ、どちらの結婚を選択しても、パートナーと協力したりパートナーを理解しようとしたりすることが大切。これらをふまえたうえで、友情結婚があなたの選択肢に入るかを考えてみてください。
自分にとっての幸せがなにかを考えてみる

どうしても結婚と友情結婚のどちらを選択すればいいか、自分にあっているかがわからない…そんなときは、自分にとっての幸せがなにかをまず考えてみるといいかもしれません。
どんなパートナーだったら安心できますか?
10年後、20年後にパートナーとどんな関係を築いていたいですか?
その先で、あなたが幸せであるかどうかを想像してみてください。
恋愛感情のもとで愛情表現してくれるパートナーと、ずっと恋人のような関係でいたいと思うのなら、一般的な恋愛結婚が理想のカタチでしょう。反対に、恋愛感情や性的欲求ではなく、精神的に落ち着き、互いを信頼できる関係性でいたいと思うのなら、友情結婚が向いているかもしれません。
選択すべき「正解」はない
世間一般では恋愛して結婚という価値観がありますが、恋愛結婚だけが幸せではありません。恋愛結婚した夫婦でも離婚する夫婦はいます。必ずしも離婚が不幸であるとは限りませんが、恋愛結婚がいつまでも続くとも限らない。
つまりどちらを選択すべきかという正解なんてないのです。普通の結婚と友情結婚のどちらを選択したとしても、あなたが幸せだと感じる選択をすればいい。「どちらを選択すべきか」ではなく、「どちらを選択したいか」という気持ちを大切にしてください。
自分が選んだ道で幸せを掴むために

結婚のカタチが多様化し、多くの選択肢がある時代になりました。そのため、どの結婚のカタチを選択すればいいか迷う人も多いでしょう。ただ、一般的な結婚にも友情結婚にもどちらにもよさがあります。だからこそ、自分にとってどちらがあっているかを見極めることが大切。どの選択をしたとしても、幸せになれるかどうかは自分次第です。
また、自分で選んだ道で幸せになるためにも、まずは自分にとっての幸せがなにか、自分と向きあってみましょう。自分にとっての幸せを実現できるのはどの結婚のカタチですか?選択すべき「正解」はありません。“こうすべき”ではなく、あなたの“こうありたい”を大切にしてください。